近況報告

昨今のコロナ事情と飼育数の増加によりしばらくの間更新出来ておりませんでした。
以前までは画像とか色々と考えておりましたが、
時間がとても掛かるので少し簡略化してブログを更新していこうと思います。

今回はコロナの中で何を感じたかを書いていこうと思います。


コロナウイルスで感じたことは
助け合いと感謝することの重要性とリスクの分散化です。

今年の1月辺りから始まった一連の状況より、
他の事業者さんと同様に旅館、飲食店、直売所の売上がほぼ0になりました。

後か不幸か、大流行する1ヶ月前に卵の生産数が増え、数が余り出したので、
個人宅・飲食店に片っ端から飛び込み営業を行ったおかげで
卵が大幅に余ってしまうという状態にならずにはなりました。

販売を始めて1年と経っておらず、
ある程度定期注文をいただける量が増えてきたところから一転して
これはまずいという状態になってしまいました。
鶏が産んでくれていた卵を1つも無駄にしたくないという思いがあるので、
売れ残るということが私自身大嫌いです。

そんな時に配達先やお知り合いの方が、
『卵は少し増えても使い切れるから余ってるなら買うよ!』
『自分のお客さんに持っていって売るの手伝うよ!』
こういった方が一名二名ではなく十数名もいらっしゃいました。

しかも、そんな方々もコロナの影響で売上が落ちたりしている事業者さん、
収入が減ってしまったご家庭の方々が大半でした。

大変じゃないんですか?と聞いてみると
『この卵がなくなってしまうと困る』
『いつも配達してくれてて、顔が分かってるので助けずにはいられない』
『いつも頑張ってるから応援したい』
こんな言葉が返ってきました。

本当に農業を始めて良かった。
今自分がどれだけ良い環境で生活が出来ている。
はっきりと感じさせてくれた言葉です。

その方々のおかげで卵が余ることはほとんどありませんでした。
この場をお借りして御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

この経験を通して、
感謝する心
助け合う心
これらの重要性を再度確認させていただく機会となりました。

もう一つ感じたことはリスクの分散化です。

収入の柱となる事業が一つだけだと
柱が折れてしまうとあっという間に悪い方向に行ってしまうので、
柱をいくつか作ることも大事だなと感るようになりました。

簡単に言えば、卵以外でも収入を作ろうという話です。

私は今住んでいる福岡県うきは市で
一番熱いと思われる人と共に組合の様な仕組みを作ろうとしています。

その方は75歳以上のおばあちゃんが働ける会社を立ち上げ、
農村復興を目指す面白いおっさんもといおっちゃんです。
その人は何社も会社を経営しているにも関わらず、未だに軽自動車に乗ってます。
だけど、いつも生き生きしています。楽しそうです。

その人といると
自分ももっと人の役に立つ仕事がしたいと考えることが増えました。

また、養鶏をゼロから始めて
少しずつ軌道に乗っていく過程はとても楽しく、
この経験をまた味わいたいと思うようにもなりました。
(辛いことの方が多かったですが。笑)

勿論今でも卵のことでよく感謝されることがありますが、
子供の頃から人から褒められるようなことがなかったので
未だに素直に嬉しいという思いとむず痒い思いが半々といったところです。

具体的に新しい事業案があるわけではないですが、
人の役に立つということを軸に考えていたいと思っています。

まとめると
感謝する心を忘れない
助け合うことの重要性
事業者としてリスク分散を考える

この事をコロナウイルスの一件で考えるようになりました。
何事も悪い方向に捉えるのでなく、
その状況で良かったことはないのかを考えることのほうが
100%重要だと思います。

また少しずつ更新できるといいなー。



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